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3/27 夏のトマト作り、準備は始まっています!


陽射しが暖かくなってきた3月下旬、大郷みどり会の西塚さんのハウスでは、7月から出荷するトマトの準備が始まっていました。

「病気に強いからだをつくるために、キチン質豊富なカニ殻を土にふってみたの」
キチン質は植物細胞を構成するひとつで、細胞が固さを増すことで病原菌の侵入を抑えます。

カニ殻をいれた土づくり

水をまいて湿らせて

土表面を覆い、しばらく置きます。


「寒暖差が大きい日もあるけれど、温度管理をして今のところ順調に生育しているよ」

苗の生育をみる西塚敦子さん
苗の生育をみる西塚敦子さん

5月中旬の定植に向けて苗を丈夫に育て、ハウスでは生育の土台となる土づくり。
美味しい夏のトマトを作るため、準備は春から始まっています!

商品部千葉
取材日:2017年3月27日

1/23 天童「りんごの味は剪定で決まる!まあるい花芽を目指して」


りんごの出荷が終わった天童。
やれやれ一休み…という間もなく、すぐに次の仕事が始まります。

この日、園地には30cm近い積雪が。

冬のりんご園地


そんな冬の天童の仕事は、りんごの木1本1本の「雪おろし」と「剪定」作業。

雪を降ろす


太くて立派な木も、雪の重みに耐えられず、幹から曲がってしまう場合もあります。
日々園地を見回り、かかった雪を降ろします。

雪の重みで倒れた木


「りんごの味は剪定で半分決まる」という程、大切な「剪定」作業。
1本の木から毎年収穫をする果樹。若くて元気だった木も、年を経れば収量や味に課題がでてきます。
根が弱ったり、花芽のつきが衰えたり、そんな状況を改善するのが「剪定」です。
講師の先生を招き、技術を磨いています。

切る枝、残す枝の考え方を話す先生
切る枝、残す枝の考え方を話す先生

木全体をみて高い枝も対象に。枝を落とします。
枝を落とします

思い切って落とした枝
思い切って落とした枝

今、天童果実同志会が「剪定」で大切にしていることは「まあるい花芽」をつけること。充実した良い花芽をつけることがその年の葉やりんごの品質向上につながるからです。
切る枝、残す枝を木の状態に合わせて考えながら、一枝一枝みていきます。
「より美味しいりんごを」若手もベテランも常に向上心を持ち、剪定作業に励んでいました。

天童のベテランたち
天童のベテランたち

取材日:2017年1月23日
商品部 千葉

土の物理性って?土壌学習会 その2


※この記事は「土の物理性って?土壌学習会 その1」の続きです。

土壌学習会2日目、まずは秋保ゆうきの会の調査。
秋冬野菜の作付を準備をしている畑を掘ります。

穴掘り開始!
穴掘り開始!
深さ約40センチ近く掘り、断面を親指で押していきます。
大郷のトマトハウスとは異なり、地表から20センチのところでも土は柔らかく、ふかふかで黒い山の土。硬盤もありません。

左:土壌断面図、右:秋保ゆうきの会と川田先生
土壌断面図・秋保ゆうきの会と川田先生
地表から25センチのところで礫が出るため、ごぼうや長芋など直根野菜は高畝にするなどの工夫をすることが提案されました。
秋保ゆうきの会は農薬不使用を基本とし、病害虫対策も兼ねて輪作を行います。
様々な作物を植え、根が張ることで土の物理性の改善も期待できるそうです。

午後は天童果実同志会のりんご園地へ。

圃場は草生栽培
圃場は草生栽培

天童の園地は除草剤を使わず、常に雑草が茂る地表になっています。
ギシギシが茂る地面を掘ること深さ60センチ。

手でほぐれる表層土
手でほぐれる表層土

黒い土が30センチ近く続き、下層はこの地が扇状地であることを示す砂や粘土の微粒子が出てきました。

左:土壌断面図 右:川田先生の話を聞く天童果実同志会
土壌断面図・川田先生の話を聞く天童果実同志会

果樹の根は野菜と違い、多少硬い土でも伸びていきますが、遠くに伸びようとする根の先端が入る部分は柔らかいほうが良いです。
人や機械が通り、土が硬くなっている通路にも堆肥を入れて、園地全体をふかふかの土にしてはどうかという提案が挙げられました。

また違う園地では生育の悪い木の根元を掘ってみました。
すると地中、根の近くに白紋羽病の菌を発見。被害は園地全体に広がるため、対策が急がれます。

天童果実同志会と川田先生
天童果実同志会と川田先生

2日間を通して、土の物理性を学び、畑を掘ることで様々な発見がありました。
昔どんな土地だったか。今、作物は気持ちよく育つことができているのか。
土の物理性にも着目することで、産直産地でも健康な農作物を作る技術が磨かれていくことを期待します!

取材日:2016年9月16日
報告:商品部 千葉

土の物理性って?土壌学習会 その1


あいコープの農産産地でつくる農法研究会、今年のテーマは「土づくり」。
良い土って何だろう?今回は「土の物理性」をテーマに学習しました。
トマトハウスを掘る
生産者は宮城、天童から18名、あい農委員会ら組合員15名が参加。
まずは、自然の循環システムであるBMW技術の基礎講座。
講師にはBMW技術協会の秋山澄兄氏。

秋山さんによるBMWのお話
秋山さんによるBMWのお話
続いて、作物が育つ良い土について、ミネラルの専門家、川田肇先生に「土の物理性」を学びます。

続いて川田先生
続いて川田先生

肥料のバランス(化学性)や、土壌微生物(生物性)に注目してきましたが、今回学ぶ土の物理性とは、
・土の硬さ
・耕しやすさ
・水はけ、水もちの良さ
・重さ
・空気の通りやすさ、など
基本的な点ですが、生産者でもなんとなく感覚はあっても、なかなか注意して考えることがないのが現状。
作物の生育の良し悪しや、病気の発生にもつながる重要な点であることを改めて学びました。

熱心に聞く若手生産者たち
熱心に聞く若手生産者たち

では、今の畑はどうなっているの?
ということで実際に畑に穴を掘ってみることに。

トマトハウスを掘る
トマトハウスを掘る
ここは大郷みどり会・西塚さんのトマトハウスで、昔は田んぼ。
砂質の土を客土、20年近く堆肥をいれたことで黄土色の客土がこげ茶色の豊かな土になったことがわかります。

土壌断面図
土壌断面図

しかし下層では硬くしまった層(硬盤)ができており、トマトの生育に影響がでていることが指摘され今後改良することに。
各生産者が自分の田畑で困っている点を先生に質問し、最後まで活発な意見交換が続きました。

そして翌日は秋保ゆうきの会、天童果実同志会の畑も調査することになりました。

土の物理性って?土壌学習会 その2」へつづく。

取材日:2016年9月15日
報告:商品部 千葉

夏の北海道を訪れました


北海道は道央にある、士別農園を訪れました。

士別農園の生産者さん(左:古市さん、右:眞鍋さん)
士別農園の生産者さん
士別市の眺め
士別市の眺め
北海道らしい、広大な景色です。

7月はジャガイモや玉ねぎが、8月の収穫に向けた管理をする時期。
生育は順調ですが、雨や気温の変化で病気が発生しやすい状況なので、注意深く畑を管理します。

玉ネギ畑では大きいもので9センチ程に育っている様子が見えます。

生育中の玉ネギ
生育中の玉ネギ


宮城の産地よりもずっと広い畑での栽培ですが、除草剤は使わず、ひたすら手取り除草で雑草から作物を守ります。支えるのは除草作業のベテラン方々。
この日も小豆畑の除草に汗を流していました。

小豆畑の除草
小豆畑の除草

この畑は、3日前から取り始めてようやく終わりがみえてきたそうです!

除草のお手伝い(オレンジが私です)
除草のお手伝い

北海道ならではの大規模な栽培。
雑草・病害虫との戦いも、管理も、大変になります。
作り手の努力と技術で、化学農薬の使用を減らしているのだと実感しました。

士別農園の出荷は9月から。待ち遠しいですね!

商品部千葉
取材日:2016年7月17日
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